-エッセイ-

ここでは、様々な経験をしてきた職員が、それぞれの知見から、感じたこと、思ったことを不定期に伝えていきます。

読者の皆様にとって、何かの参考になるようなものをお届けできればと思います。

 


挨拶から始まるストロークの概念

 

wrote in 2017.6/26

油断大敵!!

  

wrote in 2017.5/25


今回は慣れることへの期待感と危機感についてお話します。

皆さんは「慣れる」って言葉を聞くと、どんなイメージをしますか?

 

・作業の効率が良くなる

・ペース配分がわかるようになる

・精神的な負担が減る

 

何に対して慣れるかにもよって違ってくるので、

答えは様々でしょうが、得てしてプラスのイメージが多いですよね。

 

一応、辞書でも調べてみました。

 
 その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に―・れる」「移動する車中での睡眠に―・れる」「彼女の気まぐれにはもう―・れた」「住み―・れる」
 経験を重ねて、そのことがうまくできるようになる。習熟する。「患者の扱いに―・れる」「―・れた手つき」「旅―・れる」
 道具などが、からだになじむ。「―・れた靴で出かける」「―・れた万年筆で書く」
(デジタル大辞泉より引用)
 
 
なるほど、やはり先ほどと同じようなイメージですね。
一般的な解釈として間違ってなさそうです。
つまり、これが慣れることへの期待感ですね。
 
しかし、これって違った見方もできると思いませんか?
慣れる=安定する という仮定の式を立てたとすると、安定≠挑戦 という考え方も出来ませんか?
 
少し分かり易く言うと、
慣れることによってその安定感から抜け出すのを拒み
新しい知識や能力と言った類いのものを獲得する為の挑戦的なマインドを失ってしまう(可能性がある)
と言うことです。
 
これは作業効率等といった実質的なものではなく
安心から生まれる慢心なので心理的な要素だと思います。
つまり、これが慣れることへの危機感です。
 
 
私が尊敬している人の一人である、ハンマー投げの元選手だった室伏広治さんは当時、常に新しいトレーニングを考え、実践していました。
これは、既存のトレーニングをすることによって、競技に必要な訓練はやり終えたと満足してしまうのを防ぐ為だそうで、常に邁進する為に、慣れてしまったトレーニングは基本的にメニューには加えないんだそうです。
だから、彼のトレーニングは斬新で、奇抜なものが多いです。
 
 
彼に限らず一般社会でも同じような危機感は十分にあります。
これは私自身も例としてよく口にしているんですが
例えばある受験生が合格する為に予備校に入ったとします。
受験生は始めは合格する為にまずは新しい環境に馴染もうと努力をしますよね。
もちろん当初に組まれたカリキュラムも一生懸命取り組むでしょう。
しかし、それらの事柄に慣れてしまったらどうでしょう?
この一連の日課を行うことで合格への努力をしたと安心してしまい
新しいアクション(例えば自宅で予復習する等)をする可能性はかなり低いと思います。
※これは決して予備校を非難している訳でもなく、受験生を批判している訳でもありません。
 
もちろん結果が出れば言うことはないんですが、出なければ何かを変えなきゃいけないですよね。
何が言いたいかと言うと、心理的に安心するための慣れは必要ですが、前述した意味での慣れ(慢心)というのは新たな挑戦への阻害をする(可能性がある)、ということが言いたいのです。
 
 
だからといって、室伏さんのようにストイックに追い求める必要はありませんが
物事が順調に運ばなくなりだしたその時こそ、今ある慣れを手放して、新しいことへ挑戦する気持ちがとても大切になります。
安心を手放すことはとても怖いことかもしれませんが 
何かを変えたいと思っている人が勇気を出し新しいことに挑戦をすれば、ほぼ確実に現状とは違った結果を手に入れることができます。
それどころか、今以上の安心も手に入れられるかもしれません。
そこまで深く考える必要はありませんが、持っていて損をすることはない考え方ですよね!
 
最後までお読み頂きありがとうございました!
それでは、また次回(b^-゜)
WORKGATE 山田